第39回日本キチン・キトサン学会に参加しました。
2025年9月9日(火)と10日(水)に東北学院大学五橋キャンパスで開催された第39回日本キチン・キトサン学会に参加しました。本研究室からは昨年度台風で中止となった奨励賞受賞講演(尾形)と、口頭発表(共同研究:甲野裕之先生・苫小牧高専)、ポスター発表(工藤萌さん・修士2年)の3演題を発表しました(下記参照)。工藤萌さんは、学類3年後期から精力的に取り組んできたリゾチームに対する新規活性測定基質の開発について発表しました。本研究は食品や製薬、臨床の現場など様々な場面で利用されている酵素リゾチームの簡便かつ高精度な活性測定法の開発に関するもので、これまでにない新しい基質を設計・合成し、さらに、その有用性を酵素化学的に実証しました。当日は、多くの先生方や学生とディスカッションをし、自身のこれまでの成果を上手に伝えれていたと思います。とても良い結果が出ているので、卒業までの残り半年、悔いのないように頑張ってください!
尾形慎:キチンバイオリファイナリーによる機能性糖質材料の設計と合成に関する研究
甲野裕之(苫小牧高専、他4名):キチンオリゴ糖とその誘導体の自己組織化現象
工藤萌(他5名):キトテトラオシルセロビオースの合成と新規リゾチーム活性測定法の開発
