2023年12月15日（金）に日本大学工学部で有機合成化学協会東北支部主催の福島地区講演会に参加し、「セルロースを活用した糖鎖固定化ゲルナノ粒子の合成と分子認識材料としての利用」という演題で講演を行いました。本講演で発表させて頂いた研究は2020年に苫小牧高専の甲野裕之先生とのコラボ研究としてスタートしました。セルロース誘導体を吸着体の支持体として成形し、そこへキチン単糖を原料として構築された分子認識素子を多価導入することで、これまでにない新規な分子認識能を有するゲルナノ粒子を創製することに成功しました。糖質バイオマスの新たなバイオリファイナリー技術として、今後、論文化等を進めていきたいと考えています。会場では、日本大学工学部の学生さんからの多数の質問も頂きとても有意義な時間を過ごすことができました。お声がけ頂いた日本大学工学部の小林厚志先生、ならびに実行委員長の齋藤義雄先生に心より感謝申し上げます。