キチン・キトサン研究誌に総説を寄稿しました。

尾形慎, キチンバイオリファイナリーによる機能性糖質材料の設計と合成, キチン・キトサン研究, 31(1), 20-25 (2025).

キチン・キトサン研究誌に昨年度受賞した日本キチン・キトサン学会奨励賞の受賞総説を寄稿しました。枯渇の心配のない海洋バイオマスであるキチンを活用したモノづくり研究は、私が博士課程時代、研究の待ち時間が長く、その時間をどうにかして埋めようと始めた闇実験から端を発しています。あの頃は、闇実験ですので、研究室に迷惑をかけない安価かつシンプルな実験系を組みながら、如何にして新規性を見出すかを日々考えていた思い出があります。その研究ポリシーが進化を続けて、現在、私のライフワークの一つであるバイオリファイナリー研究になるとは想像もしていませんでしたが、遊び感覚で楽しく続けてこれたのが、良かったのかもしれません。今では、多くの先生方との出会いやコラボもあり、私にとって重要なテーマの一つになっています。このようなキチン研究の経緯や思い出も含めた内容を区切りとして総説にまとめてみました。ご興味のある方は、ご一読頂けると嬉しいです。最後になりますが、今回、総説寄稿の機会を頂きました日本キチン・キトサン学会編集委員長の門川淳一先生(鹿児島大学)ならびに日本キチン・キトサン学会会長の川田俊成先生(京都府立大学)に心より感謝申し上げます。