茨城大学らとの共同研究成果がColloids and Surfaces A: Physicochemical and Engineering Aspectsに受理されました。
Matsuda A. et al., Fabrication of PMMA particles with surface-immobilized polyglutamate containing sialoglycans and encapsulated Fe3O4 nanoparticles. Colloids and Surfaces A: Physicochemical and Engineering Aspects, 724(5), 137455 (2025).
https://doi.org/10.1016/j.colsurfa.2025.137455
本研究は、茨城大学工学部の山内紀子先生を責任著者とし、福島大学、茨城高専との共同研究として行われました。本研究では、山内研究室の基盤技術を用いて、外部磁場で迅速に回収可能なFe₃O₄/PMMA粒子を合成し、その粒子表面に我々の研究室で合成したシアロ糖鎖ポリペプチドを固定化することで、簡便なタンパク質の濃縮・回収技術を開発しました。本研究は、山内研究室の松田明莉さんの修士論文に関する研究で、松田さんとは学部時代から多くのディスカッションをさせて頂きました。修士課程在学期間中に自身の研究を国際学術誌に書き上げる作業は本当に大変だと思います。松田さんの努力と情熱に敬意を表します。現在は、新社会人1年目だと思いますが、これからのご活躍を祈念しています。また、茨城大学の山内研究室とはこれまでに多くの共同研究を実施しています。山内先生の取り組みに興味のある方は下記URLにホームページ情報を載せましたので、ご覧ください。