糖質バイオマスを活用したバイオリファイナリー研究

枯渇の心配のないバイオマス資源から化成品や燃料、さらには機能性材料を創り出すバイオリファイナリー技術が持続可能な社会を構築するためのモノづくりとして、近年、注目を集めています。本研究室では、自然界での生物生産量が年間1000億トンにも達する海洋バイオマス“キチン”やその分解物である少糖類および単糖に着目し、それらを原料とした化学酵素プロセスによる有用糖質分子の合成研究を進めています。最近では、木質バイオマスであるセルロースや菌類が産生する細胞壁多糖を利用した材料開発にも着手しており、SDGs時代の新しいモノづくり研究を目指しています。